学校行事のピアノ伴奏に選ばれた!
さあ、あなたならその時どんなことに気をつけるでしょうか?
まず譜読みして、止まらないように弾けるようにして、さらに音楽的に弾けるようにして、歌とのバランスも考えながら練習すると思います。
それが普通ですよね。
私もそれでよいと思います。
しかし、それで万全ではないのです。
昨日もこんなことがありました。
当教室の小6の生徒ちゃん、小学校の学習発表会の全校合唱で伴奏をすることになりました。
「あがり症だからどうしよう~!」と言いながらも大役を全うしました。
その本番で、想定外のことがあったのです。
この動画をご覧ください。
いかがですか?
何かお気づきになりましたか?
そうです。
今まで動かなかった人が急に歩き出して行ったり来たりしているだけでなく、扉を開けて向こうに行ったりしています。
しかも伴奏者の緊張が高まる間奏に入った途端、先生たち動きすぎです(笑)
何もこんなに動かなくても…。
この動画でカットしてあるシーンでは、閉まっていた扉が急に開いて中から人が出てきたりもして、これには私も驚きました。
こんなに集中しにくい状況でも弾かなくてはいけないんです。
このような状況を想定していたわけではなかったのにもかかわらず、Mちゃんは本当によくがんばって弾けたと思います。
立派です!
ということで、今回は、合唱のピアノ伴奏の本番で私が今までに体験した予想外のことをお伝えします。
今までに私が実際に体験した予想外のことは
1、思いのほか客席のおしゃべりがうるさくて驚いた
2、だれもいないはずのピアノのそばに何人も人がいて驚いた
3、ピアノのそばを人が行ったり来たりして驚いた
4、ピアノと歌う人の距離が離れすぎていて歌がほとんど聴こえず驚いた
5、とある合唱コンクールでテレビカメラがピアノにとても近くて驚いた
ざっとこんな感じです。
1は、町の文化祭のような行事で多々あります。
「あの右から何番目の人、あそこに住んでる○○さんだよ」と、当人には悪気はないのでしょうが、地域密着型ならではのお話が始まり、盛り上がってしまうんでしょうね。
おしゃべりしているご本人たちはひそひそと小さい声で話しているつもりなのでしょうが、そのひそひそが会場中に響いてしまうんですよね。
さらに悪いことには、ステージにその話声は丸聞こえなんです。
2は、同じく市の文化祭での出来事でした。
ステージの袖にカーテンがあるのですが、そのカーテンの裏(人が二人入ればいっぱいというほどの狭いスペース)にお手伝いの高校生が4人ぐらい隠れていて本当に驚きました。
この子たちはこの演奏が終わるまでこの狭いスペースで息をひそめていないといけないのかと思うと、こちらまで気が気ではなくなって、演奏の方に集中できないような状況でした(笑)
3のように、ピアノのそばを人が行ったり来たりする中で弾かなければならなかったりするのは、小学校の行事では意外とよくあることなのかもしれません。
数年前にとある小学校の合唱部のピアノ伴奏を担当させていただいたときの学習発表会では、先生がピアノのそばを行ったり来たりしました。
何もわざわざピアノの近くを通らなくてもいいのになあと思いますが、学校の先生方も写真を撮らなければならなかったり色々と役目があるのでしょう。
4も、その時の小学校の学習発表会での出来事でした。
その年のピアノの位置がなぜか例年よりステージから離れていて、歌う子供たちからとても遠かったのです。
指揮者からも離れていて、びっくりするのを通り越して笑うしかないような状況でした。
合唱部員はとても少なかったのでピアノまで声があまりよく聞こえず、指揮に合わせるしかありませんでした。怖かったです~。
5は、あまり普通の人は遭遇しない状況かもしれませんが、ピアノから1メートルぐらいのところまでテレビカメラが寄ってきてアップで撮るんです。
もう少し離れたところからズームで撮ってくれればいいのに……。
しかも間奏とかプレッシャーがかかりやすいところに限ってぐっと寄ってくるので本当に緊張しました(笑)
これらの本当にあった話は今振り返ると笑い話ですが、その本番中は必死ですから「え~っ、なんで~~?」と思いながら弾いていました。
普段ピアノを練習するときには静かな環境で、だれにも邪魔されませんよね。
ところがいざ本番になると、予想外のことが起こることがあります。
もし家で練習するときに兄弟に邪魔されるという状況の人は、このような場面に強くなると思います。
家で練習するときに邪魔が入らない環境の人は(それが普通だと思いますが)、次のような練習をするのも一つの方法です。
・あえて演奏中にタイマーが鳴るように設定しておき、タイマーが鳴ってもそのまま弾き続ける
・家族に演奏の途中で話しかけてもらって演奏は止めないまま会話する
・テレビをわざとつけて誰かが話している中でも集中力を保って弾く
いつもシーンとした環境で弾いている人はあえてこんな練習も入れてみると、予想外のことが起こっても落ち着いて集中して弾けると思います。
予想外のことが起こっても気にしないで弾ける集中力も養っておきましょう。
こんなことが本番で起こることもあるんだ、と知っておくだけでも想定外のことではなくなりますので、少しは落ち着いて弾けるのではないでしょうか。
少しでも緊張が和らいで弾ける参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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