合唱のピアノ伴奏をあがらないで弾く方法

合唱のピアノ伴奏をあがらないで弾く方法

 

 

めちゃくちゃあがり症だった私が実際にやってみてうまくいった方法をお伝えします。

 

そもそもなぜあがってしまうのかというと、

1、練習不足

2、自分の実力以上の難易度の曲を弾かなければならない

等、色々な原因が考えられますが、この2つではない場合、「間違えないように弾かなくちゃ!」と思っていることが考えられます。

私の場合はこれが大きな割合を占めていました。

 

1の練習不足はもってのほかです。

練習しましょう。

 

2の場合は選曲ミスか、または、だれもピアノを弾ける人がいなくてやむを得ず自分が伴奏することになってしまったという状況でしょうか。

その場合は練習あるのみですが限界がありますので、どうしても弾けない場合は弾きやすく少々アレンジをするという手段もあります。

 

そして今回お伝えするのは、1でも2でもない場合です。

 

 

結論から言うと、「間違えないように弾かなくちゃ!」と考えるのをやめる。

 

ではどう考えるのかというと

「合唱しているみんなとのアンサンブルを楽しむ」です。

 

 

 

そもそもよく考えてみると、伴奏の役割って間違えないで弾くことでしょうか?

 

プロのピアニストだってミスはあります。

 

でもプロのピアニストのミスタッチってそれほど気になりませんよね。

 

それは音楽の作り方(フレーズ感や歌い方などなど)が素晴らしく、音楽が生きているからだと思います。

 

逆に、ロボットが弾いていたらどうでしょう。

 

ミスはまったく無いかもしれませんが、歌心やフレーズ感などが無く、生きた音楽にはならないと思いませんか?

 

もし自分が歌う立場だったら、この2つのうちどちらの伴奏がよいですか?

 

1、少々ミスはあっても、一緒に歌を感じながら盛り上げたりしみじみ味わったり「共に」演奏してくれる伴奏

 

2、まったくミスはないが、曲を味わっていない機械的な伴奏

 

 

おそらくほとんどの方が1がよいのではないでしょうか。

 

私も1を選びます。

 

ですから、「ミスしないように弾かなくちゃ」と思うのは、本来の目的からするとちょっと違うということです。

 

もちろんミスは少ないにこしたことはないのですが、それよりももっと大事なことを忘れてしまっては本末転倒ですよね。

 

 

実は先日1つ合唱の本番がありました。

 

私は2つのコーラスグループの伴奏をさせていただいたのですが、本番中にあがりそうになってしまったので、「コーラスの皆さんとの今日のこの本番を一緒にアンサンブルできる今を楽しもう!」と思ったところ、フッと肩の力が抜けて落ち着いて弾けたのです。

 

ピアノは一人だけ離れたところにありますから、ともすると一人で演奏しているような気分になってしまうことがあります。

 

それに、会場によっては音響の問題もあり歌がほとんど聞こえない状態で、まるでピアノを一人で弾いているかのような孤独感を味わうこともあります。

 

でも、歌う人たちとのアンサンブルなんですよね。

 

寂しくないんです(笑)

 

 

メンタル面はわかった。

じゃあどんなことに気をつけて練習すればいいの?

と思った方はこちらの動画をご覧ください。

 

 

いかがでしょうか?

 

これは私の経験に基づくものですが、合唱の伴奏で緊張感が高まるところを3つのポイントにまとめてみました。

 

1、ピアノのソロの部分(前奏、間奏、後奏)

 

2、譜めくり

 

3、指揮者との距離感

 

では一つずつ説明しますね。

 

 

1、ピアノのソロの部分(前奏、間奏、後奏)

 

ソロの部分は歌が入らないので、音を出しているのが自分一人になるため緊張感が高まりますね。

 

目立ちたがり屋の人はどや顔で演奏できる部分です。

 

堂々と演奏しましょう。

 

でも目立ちたがり屋ではない人にとっては緊張感が高まる部分です。

 

他の部分より回数を多く練習して慣れましょう。

 

自分一人が演奏している所をイメージしながら練習するとより一層緊張感を感じながら練習できてよいですね。

 

練習で緊張し、本番では落ち着いて弾けます。

 

 

2、譜めくり

 

譜めくりも緊張感が高まるところです。

 

自分でめくるのがうまくいかない場合は譜めくりの人をお願いするのも一つの方法です。

 

でも私の場合はそばに人がいると気になってしまうので、自分で譜めくりします。

 

私の場合、めくった後にミスしやすかったので、その部分を重点的に練習します。

 

つまり、譜めくりする前後の部分です。

 

めくった後の視線をどこにするのか、まで決めて練習すると本番でも落ち着いて弾けます。

 

 

 

3、指揮者との距離感

 

本番ではステージだったりしますから、普段練習している場所より広い場合がほとんどだと思います。

 

その本番のステージの広さを思い浮かべて、指揮者と自分との距離をイメージして練習します。

 

だいたいの距離をイメージできたら、指揮者がいる位置にあるもの(例えば時計など)を見てまた楽譜に目を戻す、という練習をするとよいですよ。

 

楽譜から目を離して指揮者を見て、また楽譜に目を戻すときに、どこを弾いているのかわからなくなってしまうとパニックになってしまいます。

 

楽譜のどこになったら指揮者を見て、目を戻すときは楽譜のどこを見るのか、をきちんと決めて意識して練習するとよいと思います。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

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