ほとんどの生徒さんは、ドレミファソラシドは日本語と思っていたようです。
「ドレミファソラシドの他にもハニホヘトイロハというのもあるんだよ」と聞いて、初めてドレミは日本語じゃないと知るのがほとんどのパターン。
ではドレミは何語なのでしょうか。
ドレミはズバリ、イタリア語です。だけど…
「ドレミファソラシド」は音名、ではなく元々はグレゴリオ聖歌の歌詞で、それをそのまま音名にしたという説が有力です。音名はイタリア語、日本語の他にもありますが、ドレミは世界共通みたいですね。
もしもハニホヘトだったら「おジャ魔女ハニホ」になってしまいます…。
音名の順番のふしぎ
でもまたまた疑問が浮かびました。
ドレミは歌詞だから元々順番は無かったでしょう。
でも日本語ではイロハニホヘトの順で言葉がつながるのだからハニホヘトイロハじゃ順番通りじゃなくて不自然だ!と思いますよね。
順番が入れ替わった訳は、ドレミファソラシドは初めはこの順番ではなかったから。元々は「ラシドレミファソラ」の順番だったようです。
聖歌の歌詞から「この音の名前をラとしよう」から「ドの音から始まった方が何だか色々便利」という順番で決まっていったので、「ドレミファソラシド」=「ハニホヘトイロハ」になったと考えられます。
もっと知りたい人だけ読んでね
音名には、イタリア語、日本語の他に、ドイツ語のCDEFGAH(ツェー、デー、エー、エフ、ゲー、アー、ハー)、英語のCDEFGAB(シー、ディー、イー、エフ、ジー、エー、ビー)、発音がイタリア語とほとんど一緒のフランス語があります。
ここでややこしいのが、英語とドイツ語で紛らわしい音名があるんです。
それが「A」エーと「E」エー、発音は一緒でも音は違います。
また、「H」の音はGではなくAの後に来たり、「E♭」はドイツ語では「エス」、英語での「B♭」はドイツ語ではH♭、ではなく「B♭」と書いて「ベー」と発音します。
発音は英語のBに近いですが音は半音違います。
ピアノはイタリア語でレッスンしますが、エレクトーンは上手になってくるとコード進行を勉強します。
コードは英語なので、CDEFGABは覚えましょう。