ピアノの練習はどのぐらいすればいい?

「ピアノの練習はどのぐらいすればいいですか?」

というご質問にお答えします。

 

これは、この質問をする人の目的によって

練習に必要な時間が変わってきます。

 

動画がよい方はこちらからどうぞ。

 

 

 

 

 

でも、あえて一言で言うなら、

「あなたの目的のゴールにたどり着くまで」

練習すればいいと言えます。

 

つまり、

1、趣味で楽しみたいのか、

 

2、お友達や特定の人に聴かせたいのか、

 

3、保育士や幼稚園の先生、または小学校の先生になるためなのか、

 

4、発表会で弾くために仕上げるのか、

 

5、グレード(級)を取るためなのか、

 

6、コンクールに出るため、またはそこで優勝するか賞を取るためなのか、

 

7、音楽大学に合格するためなのか、

 

など、ここにあげただけでも、少し想像するだけで

必要な練習時間は違うということがおわかりいただけると思います。

 

では、それぞれについて簡単に説明しますね。

 

 

1、自分が趣味で楽しみたい

 

この場合、弾くことそのものが楽しみなわけですから、

ご自分のペースで練習すればよいでしょう。

早く仕上げたかったらたくさん練習すればよいですし、

ゆっくりでよいのなら焦らずじっくりやればいいですね。

 

 

2、お友達や特定の人に聴かせたい

 

この場合、1と違う点は聴かせる相手がいる、ということです。

いつ聴いてもらうのか期限がある場合はそれに間に合わせなければなりませんから

1のようにのんびりしていられないわけです。

 

例えば、おじいちゃんおばあちゃんに敬老の日に弾いてあげるとか、

お友達の好きな曲を誕生日に弾いて一緒に遊ぶとか、

プロポーズをするときに彼が彼女に弾いてあげるとか、

結婚式で新郎が新婦にサプライズで弾いてあげるとか、

そういうことです。

 

ちょっと想像しただけで楽しくなってきました♪

 

このような場合はたとえ身近な人が相手だとしても

期限があるわけですから、それに間に合わせるためには

ある程度計画的な練習が必要ですね。

1より一生懸命練習することになります(笑)

 

 

3、保育士や幼稚園の先生、または小学校の先生になるため

 

この場合、試験で実技があればそれに間に合うように練習しなければなりません。

また、実際に子供たちの歌の伴奏をする場合は

その伴奏ができるように練習が必要になります。

歌の伴奏が止まっていては歌えなくなってしまいますから、

止まらないで弾けるようになるまでがんばって練習しましょう。

 

 

4、発表会で弾くため

 

この場合は止まらないで弾けるようにするのはもちろんのこと、

ほとんどの場合クラシックのピアノは暗譜(楽譜を見ない)で弾きますので

曲を覚えるまで繰り返し練習が必要になります。

また、普段とは違う環境(ステージなど)で弾きますので、緊張感もあるでしょう。

本番に向けてのイメージトレーニングもしておくとよいですね。

 

 

5、グレード(級)を取るため

 

例えば、カワイのグレードの場合は課題曲と自由曲を弾きますが、

ヤマハの場合はそのほかに初見(楽譜をパッと見て弾く)や

聴奏(聴いたものをまねして弾く)や、変奏、伴奏付けなど

グレード認定試験の主催者によって内容が違います。

 

曲を弾く場合は楽譜に書いてあるものをきちんと読み取り

表現できることが必要です。

暗譜で弾かなければならないかどうかは、

どちらでもよい場合もありますので要項を確認しましょう。

 

また、演奏以外に初見や聴奏などの課題がある場合は

それもできるようにしなければなりませんので、

曲の演奏以外にも練習する時間が必要ですね。

 

 

6、コンクールに出るため(またはそこで優勝するか入賞するため)

 

コンクールは課題曲や自由曲を何人もの人が弾くので、

楽譜をきちんと読み取りそれを繊細かつのびのびと表現し、

なおかつ審査員にアピールできる表現力が身につくまで

繰り返し練習が必要になります。

 

暗譜で弾くのはもちろんのこと、

より細かい表現力や確実なテクニックも必要になりますので、

課題曲だけでなく、テクニックの地道なトレーニングも必要です。

 

審査員に審査をしてもらうので

弾けるときと弾けないときがあるようでは困るわけです。

 

例えば10回弾いたら10回とも成功するようになるまで

繰り返し地道な練習が必要と言えます。

 

「間違えないで楽譜通り弾けたからそれでよい」のではなく、

そこがスタート地点なのです。

 

例えば一つの音を、自分の出したい音色が出せるまで

こだわってじっくり聴きながら粘り強く練習するわけです。

 

入賞や優勝を狙うなら、さらに人並み以上の努力も必要ですね。

 

 

7、音楽大学に入学するため

 

この場合は目指す大学によって試験内容が違いますので

要項を確認しましょう。

 

課題曲を弾けるようにするのはもちろんのこと、

ソルフェージュも入試にあるところが多いです。

聴音(聴いた音を楽譜に書く)や新曲視唱(楽譜をパッと見て歌う)などの

ソルフェージュも普段から練習しておく必要があります。

 

ですので、練習時間もそれなりに必要ですね。

 

 

ざっと7通りのパターンを見てきましたが、いかがでしたか?

 

どんな目的にしても、

自分の目的のゴールにたどり着くまで練習すればいい、

ということですね。

 

ただ、ひとつ私が思うには、

どんな目的であるにしても

楽しみながら練習するのが一番です。

 

楽しみながらゴールを目指しましょう♪

 

 

 

以上、

「ピアノの練習はどのぐらいすればいいですか?」

というご質問にお答えしました。

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

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