「ピアノを毎日練習しているのに、なかなか弾けるようになりません。
どうすればいいでしょうか?」
というご質問にお答えします。
毎日練習されいているのは素晴らしいですね!
私たちピアノの指導者は
「ピアノは毎日練習しましょう」と言います。
それは、毎日弾いた方が上達するからです。
でも、毎日弾いているのに上達しないのだとすれば
何か原因があるはずです。
実際に見せていただかないことには
何が原因なのか特定することはできませんので、
今回は一般的に考えられる原因をあげてみます。
ここでは、音やリズムは読めてわかっているという前提にしますね。
色々考えられますが、その中から3つのポイントをお伝えします。
【毎日練習しているのに弾けるようにならない原因】
1、手や指の形、姿勢が適切ではない
2、イスの高さ、または位置が適切ではない
3、最初から最後まで通し練習しかしない
では、それぞれについて
どういうことなのかご説明しますね。
実際に手の形やひじの位置を確認したい方は動画をご覧ください♪
【1、手や指の形、姿勢が適切ではない】
例えば歩くにしても、歩き方がありますよね。
もし歩くとき常に両ひざを曲げていたらどうでしょうか。
なんだか、かがんだまま歩くような感じになり、
地面につくのもかかとからではなく足の裏全体になってしまいます。
これではサッサッと前に進めませんよね。
何事にも適切な姿勢や体の使い方があります。
ピアノを弾く場合も同じように
適切な手の形、姿勢にしなければなりません。
例えば、
・指の付け根の関節は高くなっているか
・手首が低すぎたり高すぎたりしないか
・鍵盤に当たる指先の面積が広すぎないか
・肩が上がったまま弾いていないか
・猫背になっていないか
・逆に背中をそりすぎていないか
・足が内股になっていないか
他にもいろいろありますが、まずは基本的なことをあげてみました。
チェックしてみてくださいね。
【2、イスの高さ、位置が適切ではない】
イスの高さも重要なポイントです。
鍵盤に腕を構えた時にひじの位置が鍵盤より下がっている場合は
もう少しイスを高くしましょう。
反対に、鍵盤よりひじの位置が高すぎる場合は
もう少しイスを低くしましょう。
ひじの位置は鍵盤の高さと同じぐらいか少し高めが
適切と言われています。
また、イスの位置も重要です。
特に、小さいころからピアノを習っている方は要注意です。
なぜなら、小学校高学年になっても小さいころのままの位置で
弾いてしまうことがあるからです。
身体が大きくなってきたら、
イスの位置も小さいころのままではなく
少しずつ後ろに下げるということも忘れないようにしましょう。
【3、最初から最後まで通し練習しかしない】
最後に、練習方法についてです。
音もリズムも読めていて、手の形や姿勢も適切で、
毎日練習してるのになかなか弾けるようにならない場合は
練習のしかたに問題があることが多いです。
「だいたい弾けている」という状態からなかなか抜け出せない場合は
この原因が考えられます。
曲の最初から最後まで通して弾く練習が多い。
いかがですか?
部分練習をほとんどしないで通して弾いてばかりで
弾けない部分が弾けるようになるでしょうか?
弾けない部分はいつも同じところではありませんか?
もしそうなら、すぐ解決できます。
弾けないところだけを部分練習すればいいのです。
どのぐらい練習すればいいのかですって?
それは、私が生徒さんに言っているのは
「3回連続成功するまで」です。
よくあるのは、1回成功したら、そのまま次に行ってしまうことです。
でもちょっと待ってください。
1回成功しただけでは、まぐれかもしれません。
3回連続で成功させてみてください。
そうしたら次に進んでいいです♪
3回も、しかも「連続で」成功できれば
もはやまぐれとは言えませんよね。
数は3回でなくてもっと多くしてもよいと思います。
でもまず覚えていられる回数ということで3回連続成功させましょう。
いかがでしたか?
あてはまるものがあったでしょうか。
あてはまった方はぜひおやりになってみてくださいね♪
以上、
「ピアノを毎日練習しているのに、なかなか弾けるようになりません。
どうすればいいでしょうか?」
というご質問にお答えしました。
ありがとうございました。
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