ピアノ声がけの3つのマル秘ポイント

ピアノを習っているお子様のやる気がアップする声がけのポイント

 

 

お子様がピアノを習っているおうちの方は多いと思いますが、うまく声がけできていますか?

 

つい熱が入って「そうじゃないでしょ!」と怒ってしまったり、もっと行き過ぎると手をたたいてしまうということが(昭和の時代ですが)あるようですね。

 

でも、毎日怒られたり、手をたたかれていたら、せっかくのおうちでのピアノタイムが楽しくなくなってしまいそう。

 

そこで、ご家庭でのお子様への声がけのポイントをお伝えします。

 

 

 

ピアノ声がけの3つのマル秘ポイント

 

1、できないところは目をつぶり、できるようになったところをほめる

 

2、まだできていないけれどできるようになってほしいところは、たとえできていなくても先にほめる

 

3、同じことを伝えるなら否定形ではなく肯定的な言葉を使う

 

 

 

動画がよい方はこちらをどうぞ♪

 

 

では一つずつ解説していきましょう。

 

 

1、できないところは目をつぶり、できるようになったところをほめる

 

これはお母さんやおうちの方にとっては意外と難しいところかもしれません。

 

なぜなら、ちゃんとできるようにしてあげたいという気持ちが強いあまり、できないところについ口出しをしたくなってしまうからです。

 

でもそこに口出ししてしまうと、口うるさくなってしまい、お子様はやる気をなくしてしまいかねません。

 

できないところを直すときはついヒートアップしてしまいますから、「ほら、そこダメじゃない!」「もっとこうして!」と声のボリュームも大きくなってしまいがちです。

 

私も勉強しない息子に対してそんな対応をしてしまっていました。

 

それで、それは何にもならないということを学びました(苦笑)

 

 

できないところがあってもそれはあたりまえです。

 

だって、できないからピアノを習っているんですもんね。

 

できていれば習わなくていいのですから。

 

仮に100点を満点とすると、親は100点から見てしまいがちです。

 

100点になるまでにこれが足りない、あれが足りない、と…。

 

でも、その考えをぐっとがまんして、0点を基準に見てみてください。

 

すると、何にもできなかったのにこれができるようになった、あれもできるようになった、と、加点方式になり、意外とできるようになったことがたくさんあることに気づくと思います。

 

つまり、焦点を「できていないもの」に合わせるのではなく、「できたもの」に合わせるのです。

 

すると、あら不思議。

 

イライラが消えて、たくさんの「できたもの」に囲まれて幸せな気分になりませんか?

 

おうちの方にできたことをほめられるお子様も嬉しい気持ちがいっぱいになると思いますよ。

 

 

 

2、まだできていないけれどできるようになってほしいところは、たとえできていなくても先にほめる

 

これは本当に不思議なんですけれど、魔法のようにできるようになってしまいます。

 

例えば、もっと自分の音をよく聴けるようになってほしいなあと思っているときは、「最近自分の音をよく聴けるようになってきたんじゃない?」と先にほめてしまいます。

 

乱暴な音を直してほしいと思った時は、「前は音が乱暴だったけど、ちょっと丁寧な音になってきたような気がする!」とほめてしまいます。

 

嘘だあと思ったあなた!

本当に効果がありますから、だまされたと思ってぜひやってみてください。

 

なぜ効果があるのか考えてみたところ、おそらくそこに意識が向くからだと思います。

 

自分の音を聴けなかった子は、「最近自分の音をよく聴けるようになったんじゃない?」とほめられると、「あ、そうか、自分の音をよく聴かなくちゃ」と思いますし、「前は乱暴だった音が丁寧になったね」と言われると、「あ、そうか、丁寧に弾かなくちゃいけないんだ」と、そこに意識が向きます。

それで改善できるのではないかと思います。

 

ただし、この方法には使えるものと使えないものがあります。

 

使えないものは、その子がちゃんと理解していないこと。

 

例えば、リズムがよくわからないのに「そこの16分音符できるようになったね」と言っても、できるはずありませんよね。

 

使えるものは、意識を向けるだけで改善するものです。

 

例えばフレーズ感とか、強弱とか、曲の雰囲気(元気にとか悲しげにとか)、指の形、姿勢、音を聴く、などです。

 

※ここがポイント!

そして、そこで終わりにせず、「今できたような気がするから、もう1回弾いてみて」と、もう1度弾いてもらいます。

 

その時には、ほぼ改善できていることが多いです。

 

 

 

 

 

3、同じことを伝えるなら、否定形ではなく肯定的な言葉を使う

 

例えば、乱暴な音をきれいな音に直したいとします。

 

その時に、「自分の音をよく聴かないと乱暴で汚い音になっちゃうよ」と言うのと、「自分の音をもっとよく聴くときれいな音が出せるようになるよ」と言うのとではどちらがよいと思いますか?

 

どちらも意味は同じですよね。

 

でも、受ける印象は全然違います。

 

なぜならば、最初の方は、呪いの言葉のようになってしまうからです。

 

親に言われる言葉が毒のよう、ということは親御さん自信が気付かないことがあります。

 

これは私自身も気をつけていることです。

 

「汚い音をきれいな音に直したい」という目的はどちらの言葉も同じですが、思っている以上に言葉はお子様の心にずっと残ってしまうことがあります。

 

その言葉が毒になってしまうより、肯定的な方が力が湧いてきますよね。

 

 

 

 

 

そしてさらにお子様のやる気を引き出すために、3つの声がけをして、できなかったことができるようになったらすぐお祝い

 

これは、ケーキを毎日買ってくるとかそういうことではありません。

 

できなかったことができるようになった瞬間にハイタッチをするとか、そのぐらい簡単にできることでテンションが上がることをすればよいだけです。

 

おうちの人が見ていないときにできたなら、お仕事から帰ってきたら聴いてあげて、できていればハイタッチとか、ギューッとしてあげたりするのもよいですね。

 

小さいお子様なら、ご褒美に夜寝る前に好きな本を普段は1冊のところ2冊読んであげるとか、ちょっとした特別感を与えてあげるのもいいですね♪

 

 

以上、お子様へのおうちでの声がけの3つのマル秘ポイントについてお伝えしました。

 

まとめますと、

 

1、できないところは目をつぶり、できるようになったことろをほめる

2、まだできていないけれどできるようになってほしいところは、たとえできていなくても先にほめる

3、同じことを伝えるなら、否定形ではなく肯定的な言葉を使う

 

です。

 

そして、できなかったことができるようになったらすぐお祝い!

 

 

今日からすぐにできることばかりですので、是非お試しください。

 

ピアノのある毎日がさらに楽しくなりますように♪

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

 

 

 

 

 

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