「楽譜が読めなくてもピアノを弾く方法はありますか?」
というご質問にお答えします。
このご質問にイエスかノーで答えるとすれば、
「イエス」です。
それがよいかどうかは別として、
楽譜が読めなくてもピアノを弾く方法はあります。
私の個人的な考えですが、
それは主に次の3つがあげられます。
1、耳で聴いた音を覚えて弾く
2、お友達が弾いたのをまねして弾く
3、基準になる音だけがんばって読んで、そこから音符の動きをたどって弾く
3のやり方を動画で解説していますので、こちらからどうぞ♪
ではそれぞれについて説明しますね。
1、耳で聴いた音を覚えて弾く
これは、いわゆる耳コピです。
よく聞く音楽を耳で覚えて、それを弾くというものです。
音感のよい人はこういうことが得意ですね。
CMでよく耳にするメロディーをちょっと弾いてみたり
自分の好きな曲を弾いてみたり、という感じです。
ただ、このやり方は、メロディーだけ弾ければいいという人向きです。
なぜなら、もともとの曲がピアノ曲ではない場合、
伴奏まで弾くのは、なかなか耳コピでは難しいからです。
もともとピアノ曲の場合でしたら
伴奏まで耳コピするのも可能だと思います。
2、お友達が弾いたのをまねして弾く
これは、ピアノが弾けるお友達のうちに遊びに行って、
その子が「今こういう曲を弾いてるんだよ」と弾いてくれたものを
まねして弾いて遊ぶ、という感じです。
私も小学生の低学年の頃やったことがあります。
なかなか楽しい思い出です。
ただ、この方法は、
そのお友達が弾ける曲しかまねすることができません。
自分の弾きたい曲をお友達が弾いているとは限りませんので
そこが限界かもしれませんね。
3、基準になる音だけがんばって読んで、そこから音符の動きをたどって弾く
実際に鍵盤を使ってご説明しますね。
上の動画とは違います。
こちらの方が鍵盤も見られてわかりやすいと思います。
ではどうぞ♪
この方法は、今すぐ使えます。
音符は五線に書かれています。
まず、
「線」と「間」(かんと読みます)を覚えます。
「線」はそのものずばり、線です。
「間」(かん)は、線と線の間のことです。
ドレミファソラシドは線、間、線、間…と上っていきます。
ドが線ならレは間です。
つまり、線・間、または 間・線は隣の音です。
ミ・ファは線・間、
ファ・ソは間・線です。
下がる音も同様に、
シ・ラは線・間、
ラ・ソは間・線です。
そして、線・線または間・間は、ひとつ飛んだ音です。
ド・ミは線・線、
ファ・ラは間・間です。
重要なのは、
「前の音より次の音が高くなっているのか、低くなっているのか」です。
上がっているか、下がっているかは、楽譜を図だと思って見ればばすぐわかりますね♪
楽譜は左から右に読んでいきます。
そして、ピアノの鍵盤は左が低く、右に行くにつれて高い音になります。
楽譜で左の音符より右の音符の方が高く書いてあれば、鍵盤の右を弾きます。
これがわかれば初級で弾ける曲はほとんど大丈夫と言えます。
例えば、ドが線だとして、その上にある間の音がなんだかわからないとしても
ドの鍵盤の右隣の鍵盤を弾けばよいわけです。
上の動画でやり方を説明していますので、まだご覧になっていない方はどうぞ♪
ということで、最初の音さえがんばって読めば
極端な話、次の音が何の音か読めなくても弾けてしまいます。
ですので、結論としては、
楽譜が読めなくてもピアノは弾ける、ということになります。
ただし、楽譜が読めないより読めたほうが便利です。
楽譜が読めれば
弾きたい曲も早くたくさん弾けるようになります。
ですので、やはり楽譜は読めるようになった方がいいですよ、
と一言つけ加えさせてくださいね。
以上、
「楽譜が読めなくてもピアノを弾く方法はありますか?」
というご質問にお答えしました。
ありがとうございました。
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