ピアノで考える力が身につく

【 2、自分で考える力が身につく 】

 

今回は

「自分で考える力」

についてお伝えします。

 

ピアノのレッスンというと、先生が言ったことを忠実に守る、というイメージがありませんか?

 

「ここはこういうふうに弾きなさい」と先生が言えば、生徒は否定できない雰囲気というか……。

 

もちろん、ピアノを始めたばかりで先生が教えないとわからない状態の生徒さんですと

先生が教える割合は多くなります。

 

でも、ピアノをはじめたばかりの生徒さんにも、わかることは質問できます。

 

そして、ピアノを習ってから数年たち、

ある程度の知識や経験を積んだ生徒さんにはなおのこと

先生が一方的に教える割合を少し減らして

生徒さん自身に考えさせることが大切ではないかと思います。

 

なぜなら、先生が「こう弾きなさい」と言うとおりにだけやっているのでは、

生徒さんは単なる「受け身」だからです。

 

受け身だとどうなるかというと、

 

「やらされてる感」満載になり、

 

やる気マンマンとは言えない状態になり、

 

眠くなってきます(笑)

 

私も以前、教える割合が多いレッスンをしていた時があり、

 

その時は眠そうだった生徒さんがいました。

 

ところが、その生徒さんに「ここはどんなふうに弾きたい?」と

問いかけて生徒さん自身に考えてもらうようにしたところ、

以前は眠そうだった生徒さんの目が輝き、

やる気がぐんぐんアップして

とても生き生きと楽しんで弾いてくれるようになったのです。

 

同じ生徒さんなのに、こんなにも変わるものなのかと本当に驚きました。

 

自分で考えるということはとても大事なことですよね。

 

例えば、「ここはだんだん大きくしてね」と言われるのと、

 

「ここはだんだん大きくしたい? それともだんだん小さくしたい?」

と聞かれるのだと、だいぶ受ける印象が変わると思いませんか?

 

指示されるのって楽なんですよ。

自分で考えなくてもいいから。

 

でもだんだん大きくしたらどうなるんだろう? だんだん小さくしたら?

と、生徒さん自身が考えると、頭を使うし、ちょっとドキドキしますよね。

 

それがいいんですよね。

 

例え先生の思っていることと違うことを生徒さんが言ったとしても、

「じゃあ試してみようか」と言って、思ったように弾いてもらいます。

 

試してみると、思ってたより変だったとか

なかなかいい感じだったとか

生徒さん自身がわかります。

 

そして、何よりうれしいことは、

生徒さん自身に考えてもらうようにしてから、

以前よりも生徒さんたちがぐんぐん上達するようになったのです!

 

それはどうしてなのか考えてみました。

 

きっと、人から指示されるだけだと、聞き流してしまうこともあり、忘れてしまうのだと思います。

 

それが、自分で考えることによって主体的に曲に取り組むようになるので

「ここはこう弾きたい」と思って弾けるようになるのだと思います。

 

「自分で考える力」というのは

人生においてどんな場面でも必要な、役に立つ大事な力ですよね。

 

ということで、なぜピアノで魅力的な人になれるのか、の二つ目は

「自分で考える力が身につく」でした。

 

 

音楽で人生にわくわくを♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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